曙橋人 第1回 [住吉町商工会長 大角和平インタビュー Part1]
あけぼのばし商店街でよく見掛ける“街の人”を紹介する【曙橋人】のコーナーです。
商店街は、商品やサービスを提供しているだけでなく、地域の子どもの見守りなど安心安全の要でもあり、高齢者が集う場となるコミュニティの核でもあります。その人の輪を作っているのは、“街の人”です。
このコーナーで最初にインタビューするのは、あけぼのばし商店街を運営する住吉町商工会長「大角和平さん」です。
※ 本稿は2016年の記事です。記事中の役職等は当時のままにしています。
※ 現在のあけぼのばし商店街の会長は「三輪政憲さん」です。現会長のインタビューもありますので、そちらもご覧ください。
簡単なプロフィール
氏名: | 大角 和平 (おおすみ かずひら) |
生年月日: | 昭和26年(1951年)9月27日 |
血液型: | A型 |
趣味: | 読書(佐伯 泰英が現在のお気に入り)、旅行 |
戦前は、軍人御用達の町だった。
元祖“イクメン”
そして、職人になるんですよね。 | |
中学・高校は、結構勉強しましたよ。奥手でしたし、そんなにやんちゃはしませんでした。そして、静岡に修行に行きました。 | |
ご結婚、早いですよね。 | |
22歳でしましたからね。まだ修行中の身で結婚して、結構怒られました。でも、何もいい加減な気持ちで決めた訳じゃなかったんでね。ちゃんと「この人」と思えたから決心した訳で。これも“縁”なんだと思います。結婚式の仲人も、修行先の社長にやっていただきました。 | |
そして修行を終えて帰ってきました。 | |
嫁さんを連れて帰ってきたことに、「何をしに静岡に行ってきたんだ」と言われたりもしました。なにくそ、という思いをエネルギーにして仕事に打ち込みました。 | |
お子さんは3人ですね。 | |
そうです。24歳で長男が生まれました。商売をやっているのでね、当然共働きですし、夜泣きをあやしたり、オシメ換えも全部やりましたよ。夜中にミルクを温めて飲ませたこともあります。 | |
元祖“イクメン”ですね。 | |
当たり前だと思ってたからね。だって、夫婦二人の子どもなんだし、二人で分担して育てるというのは大前提なんじゃないのかな。どちらかに偏っている方が不自然に感じます。 お風呂にも入れたし、大きくなってからは塾の送り迎えもやった。休みの日には、どこへでも連れて歩きましたよ。忙しくなってから、仲之幼稚園への迎えは、パートさんに頼むこともあったけどね。こういうときは、自分で商売をしているとありがたいよね。 |
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勉強になります(汗)。さて、以上でPart1は終了です。ありがとうございます。 | |
ありがとうございました。 | |
次回は、商売のことについて伺っていきます。大角会長が玉屋に戻ってきた頃、一日の売り上げは3,000円しかなかったそうです。どん底から這い上がるために打った、奇跡の一手とは? 次回をお楽しみに!! |
次回:曙橋人 第1回 [住吉町商工会長 大角和平インタビュー Part2]
「売上げ一日3,000円から這い上がる!!」
「いちご大福誕生の秘密」
どうぞお楽しみに!!!
[編集後記] | (の)大角さんは、生まれも育ちも住吉町の地元の方で、勿論、地元を愛していらっしゃるのですが、同時に冷静に俯瞰して分析なさっているのも印象的でした。また、ただ「昔は良かった」という懐古主義ではなく、子育てでは“イクメン”というレッテルを超える考えをお持ちでした。周りに流されず、自分で道を拓いてきた方ならではのオーラを感じました。 次回は、苦境にあった玉屋を立て直すべく、大角さんが奔走します。昔、売上が1日3,000円の時代があったなんて、今の玉屋さんからは想像できませんよね。商売人は特に必見です。 |
大角玉屋 |
東京都新宿区住吉町8-25 TEL:03-3351-7735 |
[自社ホームページ] http://www.oosumi-tamaya.co.jp/ [食べログ] http://tabelog.com/tokyo/A1309/A130903/13095298/ |
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